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チャンばばんのブログ

舞台の観劇作品に対して感想を。

「LOVER~想い続けたキミへの贈り物~」@富士見会館401号室

今日は学習院大学演劇部少年イサム堂 2016年度卒業公演「LOVER~想い続けたキミへの贈り物~」を観に行ってきました。

大学の演劇部の公演を観るのは初めてで、どんなものなのか何も分からないまま会場へ。自由席だったから開場前に着くように家を出たら、なんと一番乗り。完全に早く着きすぎました…

 

今日観たのはTEAM NACSさんの作品らしく、脚本は森崎さんが書かれているそうで。

 

どこにでもあるラブストーリー。

主人公である「大林」と「めぐ」を中心に、様々な恋愛を織り交ぜながら話は進む。

そしてその矢印は迷走し、ときめきマン達にサポートされながら、色とりどりの"ときめき"へと形を変えていく。

果たして恋愛の終着点はどこなのかー。

 

というのがあらすじ。

 

余談だけど、開場中にdoaの英雄が流れてテンション上がりました😅

 

ここから感想をつらつらと。

 

セットはいたってシンプル。白とグレーで統一され、特に目立ったものも置いてない。場面ごとに場所がコロコロ変わっても、違和感は全くなかった。

ストーリー展開は、思い返すとあまり捻りがなかったかもしれない。普段観劇する劇団がSFチックだったりファンタジーだったりするからかなぁ…でも今回の作品は逆に、展開が思わぬ方向に転がらないことが個人的に新鮮で、且つ良かったと思う。なぜなら"どこにでもあるラブストーリー"だから。現実の域を超えない範囲で(登場人物の1人、石川香子はさておき…)話が展開していく方が、共感しやすかったりする。ドラマに近いエンディングでベタだなと感じなくはないけども…

 

今日の舞台で受け取ったメッセージは、

・気持ちは言葉にして伝えないと相手には伝わらない。言うべき時を逃すと一生後悔する。

・誰もが"ときめき"を求めてる。恋愛は複雑で辛いこと、挫折することの方が多いかもしれないけど、みな"ときめき"を求めてまた前を向く。

 

てな感じです。

 

また、個人的に注目してたのが、「ときめきマン」。

舞台では、よく天使のような、自分だけに見える何かが登場することがよくある。今回の舞台では、「ときめきマン」という"ときめき"を与える者が登場する。男性5人にそれぞれ1人ずつつく。もちろん、5組のカップルがメインになるけれど、その様子を陰で見守り、サポートする「ときめきマン」は、感情がリンクしてたり励ましてたり。視点をどこに向けるかによって感じ方も変わるし、色んな楽しみ方があった。

 

あと、石川香子さん(役名)、今思うと、途中から全然男性が演じてることに違和感なくて、途中から本当に女性の登場人物として認識してた自分がいる、、、

 

大学生の方々のお芝居は、クオリティが高くて、夢中でお芝居観てた。声が通ってて、耳にセリフがすぅーっと入ってくる。4月から大学生になるけども、まずこんなに洗練されたお芝居は自分には絶対できない…!って思いながら観てた。演出・脚色、裏方もぜんぶ大学生がやってることに驚きを隠せなかった…卒業公演ということは4年間の集大成で、凄い。語彙力が足りない。

 

TEAM NACSさんがLOVERを上演した時のお芝居、それとNACSさんの脚本に忠実に作り上げたのかそれともアレンジを加えてたのかが気になるけど、少なくとも、少年イサム堂さんの今回上演したLOVERは、すっごく面白かったです。

 

 

 

「天照(アマテラス)」@紀伊國屋ホール

今年1本目の観劇、少年社中さんの第33回公演「天照(アマテラス)」の千穐楽を観に行ってきました。

 

観劇も年末の虚仮威(こけおどし)以来で、何を持ってけばいいか(my penやファイル等)分かんなくなってて、肝心なチケットを家に忘れるという…最寄り駅に着く前に気付いてダッシュで戻りました、、、

 

そんなことはともかく、今回が初の少年社中さん。そして初の紀伊國屋ホール。ワクワクしながら劇場に向かうと、なんとロビーには女性しかいない…男性が見つからない。キャストさんの影響ですかね。劇場は思ってたよりかは小さかった。小劇場の中では大きい方ではありますが。ロビーはどこかレトロでありながら、劇場内は芸術的。座席はクッションなしでは2時間もたないかも、、、

 

アマテラスは、日本に伝わる神々をモチーフにしたお話。ツクヨミに幽閉されたアマテラスを救うべく、主人公の青年がヤマトタケルを名乗り、タヌキのポン吉、弱虫の亀太郎、舌切り雀、因幡の白うさぎと共に高天原へ向かうというのがメインストーリー。

 

ここから個人的な感想を。話の流れが間違ってたり、曖昧な部分があるかもしれないけど、悪しからず。

 

ストーリーに関しては、難しくもなく、神話についてもその都度説明があったので呑み込みやすかった。笑いどころ(特にコント!)がちょくちょく挟まれてて、堅苦しくなく、リラックスしながら観ることができた。また、神話や御伽噺(うさぎとかめ、浦島太郎etc.)が劇中で再現されてるのも観てて楽しくなった!

 

序盤、ほぼ全員のキャストが舞台上に立った時の華やかさ、照明と衣装が合わさった鮮やかさに目を惹かれた。めっちゃ好き、あのシーン。

 

展開もすぅーっと進んでいって、ラストに繋がる。終盤、ラストシーンが近づくにつれて隠された真実が明かされる。この物語は博士(=イザナギ)が作り出したゲーム世界の中であること。登場人物はみんなゲーム世界のプログラム、キャラクターであること。正直、終盤明かされる真実は観てるうちに何となく予想できる流れではあったけど、真実が衝撃的すぎて、話がこんがらがるよりはいいかなぁと。

 

終盤、ヤマトタケルとアマテラスの直接対決。序盤で2人が交わした文通を再び言葉に出しながら闘うのにはグッときた。初めて会ったのに、夢の中でプログラムとはいえ愛し合った2人の運命。プログラミングしたイザナギの、妻であるイザナミへの愛の深さ、またそれ故の絶望感がそうさせたのだと思う。

本当は、ヤマトタケルが1度アマテラスに切られ、倒れた所で泣きそうになってた。でも、その後のお供たちが囲んで、

「必ず助けに行く。~(正確に覚えてません…ごめんなさいm(_ _)m)」

を繰り返す。これでまた立ち上がった時に???となってしまった。ち、致命傷でしょ…って。特撮を普段から観てるから、こういうシーンには見慣れてると思ってたんだけど、一瞬フリーズしてしまった。だけど、ヤマトタケルがアマテラスのためにも自分の手で倒し、人間と動物を再生へと導く方向に進むためにというなら納得。

 

アマテラスをヤマトタケルが抱え込んでのやり取り。愛の言葉を直接伝え合う。シンプルな言葉だからこそ胸に刺さる。あのシーンはかなりウルッときてた。

 

でも本当に泣けたのは、永遠の生命をヤマトタケルへと授けて、死を迎えるイザナギイザナミとの最後のやりとり。"文通"というものを介して、ヤマトタケルとアマテラス、イザナギイザナミは同じように愛し合い、悲劇を迎えた。でも、最後にはヤマトタケルイザナギも、愛の言葉を相手に顔を見せながら伝えられた。ヤマトタケルイザナギが自分を元にプログラムした(?)ってことから、この2組、そしてアマテラスとイザナギを対比してみるとより心に響く。

 

ラストシーンで、ヤマトタケルは永遠の生命を授かった。アマテラスと再び出逢うために。人も動物も、そしてアマテラスも救われたんじゃないかな。

 

ざっとですが、ストーリーに関しての感想はこんな感じです!

 

衣装、照明、セット、それと舞台上でははっきりとは見えなかったけど、キャストさんのツイートで見れるメイク!どれも素敵だった!少年社中さんは衣装がフライヤーやパンフと違うところが他の劇団にはない強みというか、観る前からワクワクさせてくれますね!

 

これは作品と全く関係ないけど、舞台を双眼鏡で観るってことはどうなんだろうと考える日でもありました。マナーが悪いといった話でもないだろうし、、、

正解はないのかもしれないけど、ずっとモヤモヤしてます。

 

初の少年社中さんということで、今回は劇団のカラーがなんとなく分かった気がします。千穐楽ということもあり、終演後は3回のカーテンコールに4回目はスタンディングオベーションでした!それだけ愛されている劇団なんだと肌で感じました。

次回は8月かな?を楽しみにしています٩(ˊᗜˋ*)و